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111010(J)、001101(0)となり、「TESTJO」となる。ビット76〜81の6ビットは、同一の船舶に二つ以上のEPIRBが備付けられているときの識別で、前と同様に修正Baudotで表示し、1台しかないときは「0(001101)」であり、2台以上のときは1〜9またはA〜Zの番号を付す。このEPIRBは何故か「011001(2)」である。
ビット82〜83は予備で、現在は常に「00」である。
ビット84〜85はEPIRBにその発見のための別の無線装置が附属されているかどうかの識別で、わが国の場合は普通は何もなし「00」となる筈であるが、例のEPIRBには、121.5MHzのEPIRBが併設されているので、「01」になっている。
ビット86〜106は誤り訂正符号で、ビット25〜85の内容に応じて作られる。
ビット107はビット109〜112にデータがなげれば「0」、あれば「1」とする。
ビット108は自動作動と手動作動のできるEPIRBの場合は「1」、非浮揚型のように手動作動のみのEPIRBの場合は「0」である。
ビット109〜112は遭難の種類を示す情報であるが、手動入力によると思われるので(そのようなEPIRBができればであるが)、整備点検時にはビット107を含めて、全部0である。
ビット113〜144は長メッセージのビットで、船の位置を緯度と経度で示すが、手動のときは、整備点検時には全部0、航法装置からの自動入力のときは、記憶内容は不特定であるから点検の対象とはならない。但し、この長メッセージのあるときには、ビット25が「1」になる点に注意のこと。

 

 

 

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